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人員削減の裏事情

銀行の経費のうち約40%を占めるのが人件費です。軽費削減を迫られた際に銀行は手っ取り早い方法としてリストラを行います。それにより数字の上では『人員削減』出来ています。

しかしこれは表面上のこと。実際には出向や転籍などの手を使い無理やり数合わせをしているのです。特に転籍は、銀行マンの籍自体が銀行から抜けるため「銀行を退職した」扱いになり、リストラに励んでいるという姿勢を世間にアピールするのに効果的です。

転籍、でも収入は…

人員削減のため転籍させられた銀行マン。彼らの年収はがくりと落ちるのでしょうか。答えはNOです。“転職先”である企業は銀行の子会社や関連会社である場合がほとんどなので、行員時代と同額の収入が保障されています。

つまり銀行グループ自体で考えれば、人件費の合計が変わっていないので経費削減になっていないのです。

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