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再編の利点・欠点

バブル経済後、様々な銀行が再編を繰り返す時代が来ました。再編を行なう理由は主にふたつ。ひとつは金融ビッグバンにより銀行間での競争が激しくなったため従来の方法では他に後れを取ることになるから。もうひとつは無駄な経費を削減するため支店を統廃合し、不良債権処理を進めたいから。

一見効率的ですが、無闇な再編により合併後の銀行の方向性が統一されず、また元の銀行の勤務スタイルや雰囲気を引きずっているために馬が合わないことも多くあります。結果“効率的”でなくなってしまうケースもありました。

再編の本当の目的は

再編の隠れた目的として「高金利を設定できる」というものもあります。

あるひとつの会社がふたつの銀行から融資を受けていたと仮定すると、銀行はお互い牽制しあってなかなかその会社の融資金利を上げられない。しかし「ふたつの銀行」が再編し「ひとつの銀行」となると、競争する相手がいなくなるため利上げしても会社は引き合いに出す銀行を挙げられない。ということも可能です。

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