「キャンペーン」にご用心

金融機関が預金者を集めるために通常より高い金利の付く「定期預金キャンペーン」を次々と実施しています。また同様に高金利がつくキャンペーン商品として、外貨預金を勧める銀行もあります。

外貨預金では年利4％ほどと、通常の預金に比べてはるかに高い金利がつく商品もありますが、それには裏があるということをご存じでしょうか。

結論を言うと、外貨預金はよほど運が良くない限りほぼ確実に損をします。円で預金したお金を外貨に換え、そして手元に戻る過程で手数料や課税などでどんどん目減りして結局元本割れすることが殆ど。稀に円安の影響で預金者が儲かるケースもありますが、期待しない方がよいでしょう。

高金利に騙されないように

外貨預金の高い金利も、実は1年間ずっと適用されないという商品が多くあります。それでも預金者は決められた期間預金しておく義務が課せられるというのも損を招く原因のひとつです。

銀行の思うつぼにはまらないよう、キャンペーン商品を利用する際は内容をしっかり吟味するべきです。