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破綻への分かれ目

一昔前ならば、「大きな銀行は絶対潰れないので安心」と言われていましたが、バブルが崩壊してからは大手銀行でも安心できません。90年代に破綻した北海道拓殖銀行、日本長期信用銀行がその例です。

この二行はなぜ破綻したのか。破綻を防ぐ方法は無かったのか。他の銀行が同じ轍を踏まないよう気を付けていることはここです。

政府VS銀行

銀行が恐れた政策のひとつに2002年10月に打ち出された「金融再生プログラム」があります。政府は銀行の自己資本が実態より多く見せかけたと指摘し、これを明らかにして問題がある銀行は国有…

銀行運営でもっとも大事なもの

銀行にとって死活問題と言っても過言でないのが不良債権の処理です。不良債権は返ってこない、取りはぐれる可能性が高いお金のことで、いつの時代も銀行を悩ませていました。特にバブル崩壊…

銀行の投資先

近年銀行は貸し倒れのリスクを減らすため、企業への融資には消極的です。その反面、比較的リスクの少ない国、自治体、特殊法人といった公的部門の債券への投資には積極的になっています。

大手銀行の破綻

「大手銀行はつぶさない」90年代に当時の大蔵省はこう明言していました。しかし1997年に北海道拓殖銀行が、翌年には日本長期信用銀行が破綻してしまいました。多額の不良債権処理に苦し…

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