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銀行運営でもっとも大事なもの

銀行にとって死活問題と言っても過言でないのが不良債権の処理です。不良債権は返ってこない、取りはぐれる可能性が高いお金のことで、いつの時代も銀行を悩ませていました。特にバブル崩壊後の不良債権の額は膨大で、未だにその後遺症が残っています。

不良債権には3つの査定方法があり、情報公開を目的とした「リスク管理債権」と「金融再生法開示債権」、銀行が自ら貸出資産を査定する「自己査定」に分かれます。

銀行は自己査定に基づき、貸し倒れに備えるためのお金を積み立てておくよう、定められています。

不良債権の原因は

バブル崩壊後に不良債権が一気に増えたのには地価の暴落が関わっています。

バブルの時は担保である土地の価格の100%にあたる金額まで貸し込むことが一般的になっていました。しかし、バブルの崩壊で地価が急落すると、担保価値も暴落。担保を売っても回収しきれずに、40兆円以上も不良債権を抱えてしまいました。

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